コマンド履歴に関するヒント

Q:履歴に関するヒントとテクニック

 コマンド履歴はほかにどのような利用方法がありますか?

A:コマンド履歴のその他の活用方法

 historyと入力すると、最近使用した500個のコマンドが画面をさっと流れるように表示されます。

 普通、500個のコマンドを全部見る必要はないので、history 20というようなコマンドを使うと便利です。この場合は最近入力した20個のコマンドだけが表示されます(コマンドに指定する数値は何でもかまいません)。

その他のショートカット

 以下に示すコマンド履歴のショートカットも便利です。

  •  !!—コマンド履歴の最後のコマンドが実行されます。

  •  !number—たとえば、!302では履歴ファイル内の302番のコマンドが実行されます。

  •  !string—たとえば、!rpmでは履歴ファイル内で当該文字列と一致する一番最近のコマンドが実行されます。

  •  キーとキー—シェルプロンプトで上向き矢印キーを押すとコマンド履歴内の以前のコマンドに戻ることができます(下向き矢印キーはコマンド履歴内を前進する)。目的のコマンドが見つかったらコマンドラインで入力したときのようにEnterキーを押して実行します。

  • Ctrl-rと押した後に何らかの文字列を入力していくとその文字列が含まれる過去のコマンドを表示します。コマンドの検索はインクリメンタルに行なわれます、つまり文字を入力する度にリアルタイムで検索候補が絞られていきます。目的のコマンドがみつかったらコマンドラインで入力したときのようにEnterを押して実行します。