パスワードを忘れた場合

Q:linux singleの使用

 rootパスワードを忘れてしまいました。ログインするにはどうすればよいですか。

A:シングルユーザーモードを使用する

 シングルユーザーモードでログインすれば、新しいrootパスワードを登録できます。

 コンピュータを再起動します。コンソールではなくXにログインするようにセットアップされている場合は、プロンプトに対してCtrl-Xキーを押す必要があります。boot:プロンプトが表示されたらlinux singleと入力してシングルユーザーモードに入ります。一部のファイルシステムがマウントされ、シングルユーザーモードに入るとbash#プロンプトが表示されます(このプロンプトはいつも見慣れているプロンプトと少し違います)。

 次のようにしてrootのパスワードを変更します。

 
bash# passwd root 

 確認のためにパスワードをもう一度入力するよう求められます。以上でパスワードが変更されました。プロンプトでshutdown -r nowと入力してコンピュータを再起動し、以前どおりrootとしてログインすることができます。

Linuxconfによるパスワードの管理

 自分のユーザーアカウントのパスワードを忘れたので、それを変更したいと思います。

 シェルプロンプトを開き、rootとしてログインします(su -とrootのパスワード)。次にプロンプトでlinuxconfと入力します。これでlinuxconfツールが開始されます。

 [User accounts]をクリックしてツリーを展開し、[Normal]をクリックします。[Normal]の下の[User Accounts]を再びクリックします。ユーザーアカウントのリストが表示されます。

 パスワードが必要なユーザー名を選択すると[Base information]タブが表示されます。[Passwd]ボタンをクリックして[New UNIX password]ダイアログボックスを表示します。当該ユーザーアカウントの新しいパスワードを入力します。以前のパスワードを覚えていなければ、新しいパスワードを決めるしかありません。Linuxは以前のパスワードを教えてくれません。[Accept]ボタンをクリックします。