ファイルタイプの確認と作業

 初めてLinuxを操作する場合、すぐにあまり見慣れない拡張子のファイルを目にすることでしょう。ファイル拡張子は、ファイル名の後ろにあるドット(.)の後の末尾の部分です。たとえば、sneakers.txt では txt がファイル拡張子です。

 以下に、拡張子とその意味の簡単な一覧を示します。

圧縮ファイル/アーカイブファイル

zipファイルとtarファイルの作成方法については、the section called ファイルの圧縮とアーカイブ—Gzip、Zip、Tarを参照。

ファイル形式

 PDFファイルの表示方法と作成方法については、the section called PDFの表示を参照。

システムファイル

プログラミング/スクリプトファイル

 しかし、ファイル拡張子は常に使用されるわけではなく、また常に一貫性を持って使われるわけでもありません。では、ファイルに拡張子がない場合や、ファイルの拡張子と内容が一致していない場合はどうなるのでしょうか。

 そうした場合に、便利なのが file コマンドです。

 the section called リダイレクトの使用 in Chapter 10で、Saturday という、拡張子のないファイルを作成しました。file コマンドを使用して以下のように入力すると、このファイルの種類がわかります。

file Saturday

 これがテキストファイル(またはそれに類似したファイル)であることが確認できます。テキストファイルであることが判明したファイルならば、catmoreless などで読み込めることになります。

Tipfileコマンドの詳細
 

file のより詳しい説明については、man file と入力して、fileのmanページを参照してください。

ファイルの読み込みに使えるコマンドの詳細については、Chapter 10を参照してください。